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埋めネタ~ヤンデレ家族~ ヤンデレ家族と傍観者の兄第一話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二話(勘違い編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄パラレル編 ヤンデレ家族と傍観者の兄第五話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第六話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第七話(文化祭編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第八話(クリスマス編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第九話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十一話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十二話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十三話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十四話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十五話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十六話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十七話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十八話(死闘編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第十九話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十一話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十二話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十三話(入院編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十四話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十五話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十六話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十七話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十八話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第二十九話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十一話(清算編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十二話(妹懇編) ヤンデレ家族と傍観者の兄IF ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十三話(妹懇編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十四話(往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十五話(大往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十六話(大往生編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十七話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十八話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄IF2 ヤンデレ家族と傍観者の兄第三十九話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十一話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十二話(兄弟喧嘩編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十三話(英雄編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十四話(英雄編) ヤンデレ家族と傍観者の兄第四十五話(エピローグ~傍観者の兄~)
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210 :痴漢とヤンデレさん [sage] :2008/11/24(月) 21 46 25 ID PAUjoIRi 先週、電車の中でいつものように女子高生を触っていたら。 その子が急に積極的になった。俺としてはラッキーだったので堪能した。 しかし、その日から俺はその子に付き纏われるようになった! そして…俺は彼女専用の痴漢にさせられてしまった。 「もし、他の子を触ったら腕切り落とすわ。私だけ見て。」なんて説得されたら誰だって了承する。 そして、通い妻となった彼女は俺の飯から夜の性交渉まで管理してくれる。 俺達の関係は、痴漢と獲物だった筈なのに…どこで間違えたんだ… 注.痴漢は犯罪です
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yamamoto_uljp00044.png 補欠選手のヤンデレウインディ。 元々はディグダのあなで捕まえたディグダ(ほけっちー)であった。ほけっちーの由来は「補欠」。 一度はバグの犠牲となり、おれこに全てを搾り取られて死亡した。だがその後も魂は残り、後に魂の抜け殻となったピカチュンと融合してガーディへと変貌した。その後も自我を保っていたため、ボックスに預けられはしたが埋葬は免れた。 しかしPart10にていきなりボックスの中でヤンデレという名のガーディとして発見された。 だがやまもと曰く、「どうでもいい」とのこと。 得意技は「あなをほる」である。ディグダ時代の努力の賜物と言えよう。 ヤンデレとなった当時は単なるネタとして受け流されていたが、 いつの間にかウインディに進化してカツラ戦で大活躍した。 18のレベル差をものともせず、リフレクターを駆使しながらディグダ時代に習得していた 「あなをほる」でカツラのポケモンを掘りまくった。 HPが満タンのポケモンに回復アイテムを使うなど、 カツラがバカだったこともあって無事にカツラ戦に勝利した(おれこの「うたう」でねむり状態にしていたことは内緒である) ヤンデレ 丿i ,,,ノi ... ..ノ; ;;´´ ( _ 、,、 ノ( i ;; i iノ⌒> ヽ ー´ ゝ ;;; i´ ノ _ノ´ ...,,,, 丶、,,,.. i ノ ´ ヽ;;;;;;;;ヽ⌒´´.. ヽ _/´ )\ ;;; ( ノ ̄ ヽ;;;;;;;;ヽ< ヽ( / ,,,,,ノ ヽ i i ´\ ヽ /⌒  ̄ /V V ;;; i /丶 ,,l´ i´ ;; ;; ノ 丿 l l i i ;;;  ̄丶 ヽ l/ ̄ ̄ヽ丶 ; ノ; i ノ `l \i ,,...,,,,,,,...,,,ヽ _ ノ ;; 丿 ー \ヘ_ ) ヽ ヽ \i´ ;;;丿i  ̄ノ ノ `i ` i ;;; i て´フ i l ;; /i i´ , iノ ;; ノiノ i/)ノ i´ `i ノ i /ー/ i´ i ;; ヽ /´  ̄i i i~ノ ノ i ,i、 ヽ;;;;/ √ノ i i ⌒´ノヽ i // i ;;;/) ヽ `i´ フ丶 i i i / ;; ヽ i ノ `ヽ ; / i /´ ヽ;;ノ ;; ;i i⌒´ヽ i ー ー ゝ i´ / / l ( ⌒ `i i i i´ ( ;;; / ⌒ V i `i ) \_,,,_/ ̄´ ヽ ,,,,,,,,/ `( ̄ ´;;;;;; (.... )  ̄ ` ̄´  ̄
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655 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/12/08(土) 12 16 08 ID PIiB+h1R 「つ、ついに出来たぞ…」 俺は薬学部の6年生。卒論も落ち着いたしなんだか面白いことはないかなと思って ヤンデレの薬なるものを開発した。 理論はあかせないが、是を飲んだ女の子はたちどころにヤンデレになる。 あとは臨床をするだけ。ちなみに中和剤も同時に開発した。 これを友達の彼女に飲ませて、あとは楽しむことにしようか… ふふふ、あいつがこれから困る姿を想像するとにやけてしまうぜ… どうなるのかな…リアルで空鍋とか見れるのかな… そうかそのためには誰かけしかけないと… 俺の頭の中では壮大なドッキリ大作戦を遂行するかのような感じで考えていた。 そう、これは壮大なドッキリなのだ。そう考えると悪いなという意識が薄れていくから恐ろしい。 「修君ー♪」 「うお、加奈かよ…」 俺の彼女加奈。すんごい可愛いがちょっと天然すぎるところがある。 だが勉強で疲れた俺を癒してくれる自慢の彼女さ。 「あれれー修君なにしてたの?」 「うん?ちょっと暇だったからね、将来のためのお勉強」 「へー新しいお薬」 「そー言うこった。ま、学生の作ったものだからな、効果とうは保障しないがな」 「どういう効果が出るの?」 「相手のことがたまらなく好きになるんだ。もう周りが見えなくなるくらい」 「飲むー♪」 そういうと加奈は薬(が溶けた液体)が入ってるビンを音速と見まごう速さで掠め取り、 おれが止める前に…飲み干した。 「加奈ーーーーーー!?」 「あー別に何にも変わらないよ」 すぐには効果は現れないようだ。だが万が一ということもある。中和剤を… 「加奈!早くこれを飲むんだ!」 「えー?」 「いいから!」 俺は急いで中和剤を飲ませた。 これで一安心のはず。いやー参った、参った。やっぱ悪いことは出来ないねと。 …あれ、俺はたしか中和剤は右に置いたんじゃなかったっけ… 加奈は確か右のほうを最初に…!!!!! そうういえばさっきから加奈のふいんき(←なぜか変換できない)が変わってる気がする!? 「やばい!加奈!しばらくは俺のそばから…」 そのとき運悪く誰かが研究室にやってきた。 「やっほー修君♪」 手遅れ。ゲームオーバー。 俺の研究室仲間の女の子が元気に入ってきた。 そして加奈の目が変わった。 656 :ヤンデレの薬 [sage] :2007/12/08(土) 12 17 50 ID PIiB+h1R その後、修君と呼ばれる男の簡易的な日記には。 12月3日 ヤンデレの薬を加奈に飲まれてしまった。その後入ってきた研究室仲間一人がショック症状で病院にいくことになった。 すまん、俺のせいで… 12月4日 中和剤の複製を開始。早くしなければ被害が… 12月6日 クリスマスの予定について聞かれた。まるで2人きりじゃないと殺あれるような勢いで。 当然空かす。まだまだ死にたくない。 12月11日 あれからいろいろあったが、何とか中和剤が完成。これでなんとかなる! 3日3晩こもりきった甲斐があった! 12月12日 やばい。研究室にこもってたことを誤解された。 とりあえず部屋に逃げ込む 12月13日 激しく部屋のドアをノックされる。だが出たらいけない。出たらそれこそ命が危ない。 12月16日 ノックされる時間が日に日に長くなっていく。俺も発狂しそうだ。 食料も切れかけてる。篭城はもはや限界か 12月17日 なんだか加奈が目の前にいるような気がする。 実際はドアをノックしているのが加奈なのに… なんでだ。目の前でなんで、なんでとずっと言ってる感じがする。消えろ、消えてくれ。 12月18日 悪かった俺が悪かった、謝るから、謝るから…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい… 12月18日 あぁぁぁぁぁぁ帰れよぉぉぉぉぉ。 悪かった、俺が悪かったからぁぁぁぁぁぁぁぁ いいかげんにしてくれよぉぉぉぉぉぉぉ 12月19日 かゆ、うま ここからは途切れている。 この日以降修君と呼ばれる男の所在は確認できていない。 勢いでやってみた。反省はちょっとだけしている。 こんなことやってないではやく続き書けとね俺orz
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Yandere ヤンデレ【やんでれ】 精神的に病ん(ヤン)でいるのではないかと思われる程、対象に異常なまでの愛情を注ぎ込む(デレ)キャラクター(主に女性)を形容する言葉。 愛情を募らせるあまり病んだ状態になる場合も含まれる。 大倉都子 『4』の幼なじみキャラである大倉都子がシリーズ初のヤンデレキャラとして話題になった。 彼女に電話をし続けて情報キャラから攻略キャラに昇格させ、ある程度進めていくと主人公が彼女を傷つけるイベントが発生。 (主人公のパラメータが高い状態で攻略キャラにすると、その後何もしなくても自動的に上記のイベントが発生する事もある) このイベント後に彼女は友好(ヤミ)状態になるが、この状態でのBGMや都子のグラフィックは不気味なものになる。 そして友好状態から更にイベントを進めていくと、今度は主人公と都子が仲直りするイベントが発生する。 その後の彼女はときめき(デレ)状態になり、グラフィックがストレート系からポニーテールへ変化し、それと同時にBGMもおどろおどろしい曲から爽やかな曲に変化する。 (ときめき後に他キャラとデートをすると一時的にヤミ状態に戻る。この場合は一晩で元気になるが) 彼女を攻略キャラに昇格させて友好(ヤミ)以上になると、一切の情報(電話番号や評価)が聞けなくなるので注意。 特にこの後に新しくキャラを登場させてしまうと、上記の通り面倒な事になる。 更に、都子と遭遇する度に50%の確率で傷心度上昇という他キャラ全員の傷心度が10上昇してしまう、名前そのままかつ恐ろし過ぎるマイナス特技を仕掛けてくるが、これに対しては心の開錠術で対策できる。 とどめはお小遣いの供給が絶たれてしまうという具合に正常な進行が極めて困難になる。 主人公側としては、他キャラとのデートを途切れされる事なく続けて都子を友好(ヤミ)状態にしたまま卒業式を迎えたり、他キャラとのデート後や下校イベントで他キャラに化けているうさぎさんを倒して、止められたお小遣い以上のリッチを巻き上げるなどの報復手段もあるが、そもそも彼女をこのような状態にしたのは主人公であるのだから、極力最後まで面倒を見るべきではなかろうか。 不用意な言葉で都子を傷つけたのは主人公とはいえ、それに対する反応が凄まじ過ぎるような気もするが。 都子本人だけを攻略するのであれば特に実害はないが、そうでない時はトリプルデートの存在にも注意が必要である。 このイベント前に都子を友好(ヤミ)にしていると、ここで登場したキャラの情報が聞けずに爆弾処理がまったく出来なくなってしまう。 同時攻略をするのであれば都子を友好(ヤミ)状態にするのはトリプルデートの後にしよう。 (余分なキャラを連れてこないキャラが本命ならこの限りではない) なお、友好(ヤミ)状態だと半数近くのデートスポットやイベントに誘えなくなり、デートでの三択でも正解が天の邪鬼になったりと一筋縄ではいかなくなるので、不安ならデート前にセーブしておくと良いだろう。 友好(ヤミ)状態であってもバレンタインデーには義理(本人談)チョコをくれる。 何やら怪しいものが入っているようでもあるが…。 誕生日プレゼントに関しては、友好(ヤミ)状態の時は休日もしくは長期休暇中に限り貰える。 このように色々なヤンデレとしての顔を見せてくれる(無理矢理見せつける?)都子であるが、主人公に甘えているというか何とか気を引こうとしているような姿も散見される。 いじらしいと見るか、薄気味が悪いと見るかはプレイヤーの好み次第であろう。 ヤミ状態の都子は一部で「闇子」と呼ばれることもあるが、コナミの「クイズマジックアカデミー」に登場する「マラリヤ」はこのときの都子と雰囲気が似ている。 なおトーキョーグリモワールでの日本人名風通り名では「毒島闇子」となっている。 そのほかのヒロイン また『2』では本人を攻略する際は天使だが、他のキャラを攻略する際はデートの誘いを連発&爆弾魔と化してしまう陽ノ下光を広義でヤンデレと言う場合もある。 光がときめいている状態で爆弾が発生し傷心イベントに出現した際に、顔を赤くしたまま「……」と無言で去っていく事がある。 どういう仕様になっているのかは不明だが、悲しい顔や怖い顔をされるより逆に恐ろしく、ヤンデレの一種と言えよう。 更にGSシリーズの女友達は、普段は頼もしい親友だが、彼女達の片思いキャラを攻略する際はゲーム中&現実にもストレスを溜めてしまう嫌味キャラと化してしまう。 特に『GS1』の紺野珠美は通常時とVS状態では他キャラより差が大きいので、ある意味ヤンデレと言えるのかもしれない。 関連項目 用語 大倉 都子
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671 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/10(月) 19 38 37 ID zUmWkgcA 「ヤンデレ観測者」 大人になってからは時間の流れが速くなるとは言うが、よもや自分がそれを経験する日が 来るとは思っていなかった。 気がつけば私ももう二十代後半を過ぎ、更に季節はもうクリスマスに程近くなっている。 一人身にとっては心身ともに大変辛い季節だ、だからこそ早く家に帰りたかった、それに 家に帰ればモニターの中で…こんな私でも微笑んで手をとってくれる少女たちがいるからだ。 いつからだろうか、現実の女性に興味をもてなくなったのは…高校一年の夏、ようやく告白 が実って付き合い始めた女の子に、実はキープ扱いされて手ひどく振られた日からだろうか? それとも職場恋愛で結婚寸前まで持ちかけられた同僚を出張中に上司に寝取られた日からだろうか?。 それでも、そんな日でも…少女たちはモニターの中で微笑を絶やさないで私に愛をささやいてくれた あるものは恋敵を殺し…またあるものは邪魔になれば肉親すらも殺し…あるときは私の分身である少 年を監禁し、そして私を殺して…捕食までしてくれた。 怖くはないのか?怖いわけがない…こんな私をそこまで思ってくれるのだ、愛のある殺意の どこにおびえればいいのだ…そんな考えが普通に浮かぶ。 まあ自分でいうのもあれだが、私は精神を少々病みながらも…ヤンデレというものの魅力に 完全に取り付かれていたのだ。 そんな事を考えながら自宅である安アパートに向かう。急ぎ足で入り組んだ路地を抜けて アパート近くのバス停前にたどり着いたとき…私は変なもの…いや、人を目撃した。 その女性は深夜、こんなに遅い時間に大荷物を持ってバス停に腰をかけているのだ… 間違いなくバスを待っているということはないだろう、しかもその服装ときたら… メイド服ときているのだ。 異常だ、明らかに何かおかしい、でも…ゲームとの天秤が揺らぐくらいに興味を引かれた のは事実だった。 672 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/10(月) 19 43 45 ID zUmWkgcA 「こんばんは…バスを待っているんですか?」 私は彼女に話しかけてみることにした、こういうことは仕事柄よくなれている。 空ろな目をした彼女はいきなり話しかけられたことに対して動揺したようだったが それから作り笑いを絵に描いたような表情を浮かべるとこう切り替えした。 「いえ、少し疲れたので…眠っていたんです」 「そうですか…ああ、それじゃあこれをどうぞ…体が温まりますよ」 「あ…はい、ありがとうございます」 そういって彼女は私が手渡したコーヒー缶を受け取ると、念入りに缶の 尻の部分を観察して…それからプルタブをひねってコーヒーを飲み始めた。 「…あったかい、ありがとうございます」 「いえいえ、この程度…しかしあれですねぇ、どうしてまたこんなところで こんな格好を?」 私はどうしても気になっていたことを尋ねてみた、よくよく見れば臭いこそし ないが…そのメイド服と、大荷物である巨大なスポルディングバッグには、どう見ても 血にしか見えないシミがところどころについていたのだ。 「…私のお話、信じてくださいますか?」 「ええ、どんな話でも信じますよ…たとえば…そうですね、そういえばこの前は 彼氏の生首を持って海外逃亡をする、なんていってる血まみれの女の子がここに座っ てましてね…私、不憫になったのでいくばくかお金と食料を上げちゃいまして…まあ そんな感じなので大丈夫ですよ、それに誰にも絶対言いませんし…何でも言ってください、 どんな話でも信じますから」 「ふふ…お優しいんですね、大変失礼ですが…馬鹿なくらいに…」 「まあ、そうですねえ・・・」 そういって彼女は少し笑う、どうやら私の話を信じていないようだ。 実際私はその彼氏の生首を見せられたと言うのに、それにそんな経験は一度や二度ではないと 言うのに…。 そもそもこの街はなんだか治安がよろしくない、そのせいなのか何なのかこのアパート周辺だけでも かなり変な人が多い分…わたしはこのバス停で幾度となく、そんな少女や女性たちの話を伺う羽目にな っていたのだ。 あるときは彼氏だと言うミイラを背負った少女に出会い、明らかに変質的な馴れ初め話しを聞かされ た、またあるときは彼氏を殺してしまい、泣きながら包丁を持っている少女と対話して、彼氏の事を悔いる少女を諭した事もあった…酷いときには明け方まで監禁した彼氏の写メを見せて自慢話をしてくる 少女もいたくらいだ…そして三度目くらいにわたしはこう仮定した、どうやらここには何かヤンデレを 集めるオーラか何かがあって、わたしはそれらから上手く話を聞きだせる条件を有している、と…どう せ暇人だし、命もあんまり惜しくはない…それになにより彼女たちは愛する人がいる分…絶対にほれら れる事もない。 そんな少々悲しい仮定をして大体月に一度、わたしはこうしてヤンデレてしまった人たちの観測を 行っていた。 「…私、出身は東北の貧しい魚村の出でして…」 少々押し黙った後、彼女はそういって語り始めた。 「家は六人兄弟で…十歳のときに父が事故で死んでからますます生活が苦しくなって…とうとう 奴隷として売りに出されそうになったときに…偶然拾われたんです、ご主人様に…」 そういう彼女の目は空ろだったが、顔は必死に作り笑いを浮かべていた…そしてその視線の 先は、大きな大きなスポルディングバッグに…いや、違う、コレはどこからどう見ても…死体袋じゃないか …ストラップついてるから気づかなかったなぁ…に向けられていた。 「ご主人様はさる貴族の末裔の大金持ちだそうで…たまたま村の再開発部分を視察しに来たときに私をみて …一目で気に入ってくれたらしくて…そのまま私をメイドとしてお雇いになってくれたんです…勿論、凄く うれしかったですよ、私…ふふふ」 「一目ぼれ…だったんですか?」 「ええ…でもそれはあの人も同じだったみたいですね…暇なときに私を呼びつけてはよくお話してい ましたよ…私は早逝された妹さんにそっくりだとかで…ふふ、きっと恥ずかしかったんでしょうね そんな事をいって照れ隠ししていたんですよ…」 私は頷きつつもそのご主人様とやらに少し嫉妬した。 111 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/13(木) 01 55 35 ID Ehhjl25M ヤンデレ観測者③ やはり世の中は金と地位なんだろうか…暗がりでもよく生える聡明そうな顔のメイドさん…こんな人を そんな簡単にも雇えるなんて…なんてうらやましいんだ、と私は不謹慎にもそんなことを考えていた…。 「二人でいるときは本当に幸せでした、私ってドン臭いからよく先輩メイドさんに苛められたりもしましたけど …そんなのも全然苦にならなくて…でも」 少し彼女の声のトーンが落ちる、どうやら話は核心に迫ってきたようだ。 「幸せは長くは…続かなかったんです」 「あの日、私が雇われて一年ぐらいして…ようやくご主人様は私を…夜に、部屋に呼んでくれたんです…私…うれしくて …初めては、とても痛かったですけど…それでも、私…嬉しかったんです」 話終わると同時にぐう、と彼女のお腹がなった、恥ずかしがる彼女に私は無言で夕飯用に買っておいたタマゴサンドを差し出した。 「…はむ…ありがとうございます…」 「いえいえ、お気になさらずどうぞ…」 しばし彼女は食事を続け、一息をつくと話を続けた。 「でも、その日からだんだんご主人様はやつれ始めて…日に日に痩せこけていったんです…元々病弱な人だった分、心配はしていた のですが…最後には仕事も出来なくなって、山奥のお屋敷で、私と数人の使用人を引き連れて隠居生活をするようになって…」 彼女はぽろぽろと涙を流す、散々世知辛い人生を生きていた分、せっかく手に入れた幸せが壊れたと言う事は…未を引き裂かれる事 よりも辛かったのだろう。 「最後に彼はずっとわたしに謝ってました、妹と君を重ねてしまってすまなかった、って……ご主人様の初恋の人は血の繋がっていない 妹さんで…禁断の恋が妹さんの早逝で実らなかった分、容姿の似た私を、せめてもと思って、抱いていたって…ふふふ、あはははは、そんなこと 言わなくても、よかったのに……はははははは」 聞いていてとても辛い話だった、久々に胃が痛くなる…しかし、多分彼女がここまで私にこの話をしてくれていると言う事は…私にこのことを 話すことでなにかをはらす事になるのかもしれない…そう、私が一生好かれることはないであろう。人を愛する事で一線を飛び越えた少女たちの… その叫びを聞いてあげることで彼女たちが癒されるのなら、何かの踏ん切りがつくのなら…ある意味この観測も意味があるのではないか…なら、ここで 更にその話しの続きを聞いてあげるべきだ、胃の痛みをこらえて私は必死にそう思った。 112 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/13(木) 01 58 55 ID Ehhjl25M ヤンデレ観測者④ 「それでその後は…どうしたんですか?」 「色々調べました…ご主人様の死因と、ご主人様の周りを取り囲む状況を…結果、死因は毒殺で… 犯人はメイド長と…ご主人様の両親と、ご主人様の遺産と保険金目当ての親戚筋である事が解りまして… 私、やるせなくなって…ご主人様の、いいえ…彼の墓を掘り起こしたんです…だって酷いじゃないですか? そんな人たちが作った墓の中で、偽りの涙を流されて冷たい土の中に閉じ込められてるんですよ?そんなところ にいるのなら…私が助けなくちゃ、って…私と同じ、あんな金ごときで…家族に捨てられて、命も奪われた 可愛そうな彼を、せめて私が助けなくちゃって…」 「そうして彼を助け出して…今はこうして、きちんと防腐処理して、剥製にした彼と二人で復讐の旅に出てるんです… うふふ…もうこれで、永遠に、墓穴の中でも二人は一緒なんですよ」 そう言うと彼女はいとおしそうに…その、彼の入っているであろう死体袋を撫で回した。 113 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/13(木) 02 08 16 ID Ehhjl25M ヤンデレ観測者⑥ そうか、それで血まみれだったのか…私は頷くと、自分の分である缶コーヒーを飲んで一息ついた。 「それで…首尾の方は」 「ええ…もうそれは、常にできるだけ急所ををはずして、苦しめて惨めに殺してやったのですが… あと残り一人がどうにも…警戒を強めているようで…」 そういうと彼女はポケットに入れていたものを見せた。彼女の手に握られていたのは古びたコルト ウッズマンのロングバレルバージョンだった…。 「大勢のボディーガードを相手に…これ一丁でどこまでいけるのか…」 装備は拳銃一つのみ…確かにそれのみで大勢のボディーガードに囲まれた復讐相手を殺すのは大変 なうえに、精神的にも不安なのだろう。 …なら仕方ないな、協力してあげるとするか。 「コレ、少ないですけど使ってください…」 そういうと私はバッグのポケットから柄付手榴弾を二つほど取り出して渡した、この前やはりここで 知り合った「魔物と戦える、彼氏を食べてしまった少女」が私にくれたものだ。 何でくれたのかわからない上にちょうど持て余していたのだが、必要な人がいるのならその人にあげ るのが一番だろう。 「…いいん、ですか?」 「ええ…これはあなたにとって必要なものでしょうし…それに、貴方が死んでしまったら…またその 彼氏と…今度こそ永遠に引き剥がされてしまいますからね」 「…ありがとうございます、ありがとうございます…」 彼女はぽろぽろと涙を零すと何度も何度もお辞儀をした。 僕の手を握る彼女の手は冷たく、血なまぐさく…そしてかさかさに荒れていた。 本来ならとめてあげたかった、引き止めてあげたかった。 でも彼女はもうその未来を、死体袋に入った剥製と、握った拳銃と共に放棄し てしまったんだろう…それが何より悲しかった。 僕はそれからもう少し彼女と話をすると、その場所を後にした。 彼女は僕の姿が見えなくなるまで、手を振っていてくれるような気がした。 114 :リッサ ◆v0Z8Q0837k [sage ] :2007/12/13(木) 02 21 24 ID Ehhjl25M ヤンデレ観測者⑦ 数日後、急いでアパートに帰ると玄関先に彼女の持っていたウッズマンが、ホールドオープンしたままの状態で置いてあった。 きっともう、使う必要はなくなったから…多分そういう意味なのだと僕は思った。 文鎮代わりのそれの下に置かれた…南の島の写真と、ありがとう、二人はここにいます…そのうち、生きていればまた…と書かれた 文を見て、私は…そこまで思われているそのご主人様がとてもうらやましかった…。 ああ、いつか私もそんな目にあってみたいものだと。 そして、彼とやっと安住の地にたどり着いて、幸せそうに微笑む彼女の姿を想像して…私は少しだけ泣いた。 そしてそれから一年が過ぎたが、まだ私の前に私を愛してくれる素敵な女性は現れてはいない、しかし相変わらず アパートの前のバス亭には、一線を越えた女性達が現れて続けていた…。 「と、いうわけで…あの人を振り向かせるために、このバトルロワイアルゲームに参加したんです…なのに ゆーくんは振り向いてくれなくて…大変だったんですよ、40メートルもあるロボットに乗ってエイリアンと、ほかの子達と 戦うのって…しかもあと二人倒せば全ては終わるっていうのに…あの妹、あの妹…絶対いつか殺してやる殺してやる殺して やる!!!」 「あなたは…そう、とっても素敵ですねえ…自分の命も、人の命もかけて彼のために戦えるなんて…その彼氏がうらやま しいくらいだ…」 たとえそのロボットの攻撃で、私のアパートがぶち壊されても…バス停だけは偶然に残り…そして何故か、そこに私が住み 着いていても…彼女たちが途絶える事はなかった。 ああ誰か、早く素敵なヤンデレ女性に出会いたい…。 FIN
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病んでるデレ、略して「ヤンデレ」 決してヤンキー・デレではない、ツンデレの最上級でもない。 2.5ではなぜかちやほやされる属性、 たぶん硯のお気に入り、たぶんではない。 身内にはこの属性がなぜか多い。
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ジャンル 【ヤンデレ】 黒戸屋 アイラ不ME
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出身スレ 新ジャンル「ヤンデレ」 物語 「うっせーよテメーマジ調子乗ってたらぶっ殺すぞ!?」 ~1時間後~ 「オイ…えと…さっきのは…も、もちろん冗談だからな…」 備考
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ヤンデレ- 霊夢-